

この本の中に書かれている言葉。
「良いものを少しだけ持っている方が、
良くないものをたくさん持っているよりもましなんじゃないだろうか」
これを読んで、なるほどなぁ~。
便利な世の中になって、いろいろな物質が溢れかえっているこの世の中。
例えば、洋服だって、安くてかわいいものが沢山売られてる。
若い頃はそんな安さに目がくらみ、衝動買いして失敗したことは
数知れず・・・(*_*)
結局その頃に買ったもので、今も着ているのかって言ったら・・・
安くてもなんだか自分のからだにしっくりくる、
と思っていまだに使い続けているものは一つや二つはあるけど、
ほとんどはゴミ箱へぽ~い。
よく考えるとお金をそのまま捨てているようなもの。
あ~もったいない(*_*)
歳をとってくると、物欲にも変化が出てくるようになって、
昔のように洋服もたくさんいらないな、と感じたり、
お値段が高くても丈夫で長く使えるかどうかとか
機械的に作られたものより、作り手さんの思いが込められた
あたたかみが感じられるもの、安心して
なるべく環境に負担をかけないもの、
を基準に物選びをするようになってきました。
ここ最近は、伝統工芸は後継者問題で、
継続生産が危ぶまれているものが多々あると言われています。
昔ながらの手作りの民芸品や、工芸品、道具などなど・・・
とてももったいないなぁと思います。
国や自治体はもっとこういうことにもお金を使うべきでは
ないかな~と思わずにはいられません。
でも、これだけ物の溢れる今の文化にこういったものは
隅に追いやられてしまっているのが現実。
こんな時代だからこそ、昔ながらの手をかけて作られたものや、
手仕事で作られたものを使っていきたいな、と思います。
この本は、自分の今の生活を見つめ直すきっかけになる言葉が
沢山書いてあります。
全部を実行するのは大変だけど、
頭の片隅に思いながら生活していけたらいいなと思います。